id:nna774です。 今年のコーディング合宿には30人程度の参加者がいました。 コーディング合宿では、温泉に入るという最大の目的の他にも、コーディングをする人もいます。 コーディングをするには、もちろんインターネットがあった方が良いので、快適なwifiが欲しくなります。
前提
まず、あわら温泉政竜閣の既設のwifiが一応あります。 しかし、会議室(我々がひきこもってコーディングをする部屋です)既設のwifiは、コレガの100Mの機器がつながっており、10+n人ぶらさがると破滅することが過去のコーディング合宿で判明しています。 上流が100Mなのは、フレッツを引き込んだりしないと改善できないので、我々にできることはまぁありません。 どうせAPにたくさんの人が繋いで破滅するのはNATのところなので、IX2105をもっていって多重NATすれば、上流の機器からは1IPしか見えないので破滅はしないのでは という予想がありました。
作戦
が、今回は、上流としてpovoの1日使い放題からのテザリングを試してみることにしました。なぜならおもしろそうなので……。 docomoのホームルータHR01 home 5G HR01 | home 5G | NTTドコモ を持っている部員がいたため利用します。 HR01には無線では黙っていてもらい、IXのほうに有線で上流を提供します。
と思っていたのですが、合宿直前にIX2207を購入したら、ギリギリ間に合って届いたので、上流回線として既設のものとpovoのものを両方使ってみることとしました。 以下のような設定を投入すると、両方の回線にロードバランシングして、実質的に帯域を増やすことができます。 https://jpn.nec.com/univerge/ix/faq/ip.html#Q1-8このへんの話ですね。
ip multipath per-flow ip route default GigaEthernet0.0 dhcp ip route default GigaEthernet1.0 dhcp interface GigaEthernet0.0 description uplink ip address dhcp receive-default ip tcp adjust-mss auto ip napt enable no shutdown ! interface GigaEthernet1.0 description uplink 2 ip address dhcp receive-default ip tcp adjust-mss auto ip napt enable no shutdown
会場だけ/povoだけだと微妙に破滅ぎみだったけど、ECMPで両方に流すとそこまでは破滅してなくてよかったです。
下流
ip dhcp profile user assignable-range 172.24.68.128 172.24.68.254 default-gateway 172.24.68.1 dns-server 8.8.8.8 8.8.4.4 lease-time 1800 interface GigaEthernet2.0 ip address 172.24.68.1/24 ip dhcp binding user no shutdown
下流については、IX2207でDHCPをやって、Softbank Air 4 Softbank Air 4 - rebuild-kitashirakawaにAPのみをやらせていました。 以前安かったから買ったはいいものの、余らせていたからです。 流石に家庭用という感じで、設定を変える度に再起動するなどがつらかったですが、観測範囲ではギリギリ30人を収容できていたように思います。 もうちょっとまともなAPが欲しい気はしますが、余剰機材にそんなのは、ない……。 もう1台何かを用意するなどすればしばらくはごまかせそう……。
写真/図
povoを受信しているHR01 gyazo.com
まとめ
IX2207は口が多いわりに小さく、大分安く手に入ったのでオススメです。
合宿などのwifiですが、もちろん現代は各々がテザリングするなどでなんとかなるのかもしれませんが、こうやって自分達で用意すると楽しくてよいですね。 こういう遊びの先に色々なものがあったりするような気もします。
温泉から上がるとネットワークが構築されていて、よかったです -- ある部員